ACCSJ認証は,ACCSJが,申請団体がACCSJ基準を満たすことを認証するものですが,その適否の判断は,ACCSJ認証委員会が行います。
ACCSJ認証は,「ACCSJ認証規定」および「ACCSJ認証規定に関連する規定」に基づきます。ACCSJ認証を受けることができるのは,ACCSJ正会員である団体および個人です。ACCSJ認証は,ACCSJ基準を満たし,ACCSJ研修プログラムの受講を完了していることを示すものです。
ACCSJ認証を受けるためには,ACCSJ正会員としてACCSJ会員に
入会していただく必要があります。
現在,子が安全に,安心して面会交流を行えるよう,付添い,受渡し等の方法で親子を支援する第三者機関(面会交流支援団体)が重要な役割を果たしています。
一方で,支援方法や安全基準,支援者の研修等は各団体に委ねられています。支援団体に求められるスキルや安全性に関する事項などが基準として設定され,その基準を満たしていることを確認できる制度があれば,当事者は安心して支援を受けることができます。
また,子の権利を保障し,子の福祉を実現するための面会交流支援に求められる基準が提示され,それを満たすことが示されていれば,各団体に対して公的な財政的支援を行うことについて,社会的理解も得られやすくなります。加えて,新しく支援を開始しようとする団体にとって,上述のような基準があり,研修が提供されるなど,既存の団体が構築してきたスキルやノウハウを共有できる仕組みがあれば,安心して団体を立ち上げ,スムーズに支援を開始することができます。そして,現在,支援団体のない地域が多くあるところ,支援団体の全国展開が可能になります。
ACCSJは,以上の趣旨から,面会交流支援団体の適性を示す基準を作成し,その基準を満たす団体を認証する制度の構築を目指して活動してまいりました。いよいよ,認証の試行的実施として,2022年10月より認証申請の受付を開始します。ACCSJ認証制度の意義についてご理解いただき,ACCSJ会員への入会やACCSJ認証の申請をご検討くださいますよう,よろしくお願い申し上げます。
*ACCSJの基本方針について,「一般社団法人面会交流支援全国協会基本方針」(2021年9月2日)を確認してください。
ACCSJ認証委員会
認証の適否を判断する各ACCSJ認証委員会は3名の委員で構成されます。ACCSJ認証委員は,ACCSJスタッフではなく,面会交流支援の実績と経験の豊富な支援者,法曹や臨床心理士・公認心理師等の実務家,法学や心理学等の専門家が,ACCSJの委嘱を受けて委員となります。ACCSJ認証委員は,ACCSJの基本方針を理解し,ACCSJ基準に基づいてその適否を判断しますが,独立した委員としてその判断を行います。
ACCSJ認証に必要な項目
ACCSJ認証を受けるためには,下記を満たす必要があります。
① ACCSJ正会員であること
② ACCSJ認証申請の登録
③ 認証申請費用の支払い
④ 関係書類の提出
団体内規定や利用契約書等によりACCSJ基準を満たすかを
判断します。
⑤ ACCSJ研修プログラムの受講
認証に必要とされる研修プログラム全部の受講が必要となります。
⑥ ACCSJ認証委員会の面談
提出された関係書類が実質的なものか,研修プログラムを
受講して必要な知識を習得しているかを、ACCSJ認証委員
会が面談をして確認します。
– ACCSJガイドライン101:ACCSJ⾯会交流⽀援マニュアル
– ACCSJガイドライン102:ACCSJ⾯会交流⽀援における安全の確保に関するガイドライン
– ACCSJガイドライン103:ACCSJ⾯会交流実施記録に関するガイドライン
– ACCSJガイドライン104:ACCSJ事前⾯談ガイドライン
– ACCSJガイドライン105:ACCSJ⼦どもの意思に関するガイドライン(仮・作成中)
– ACCSJガイドライン106:ACCSJオンライン⾯会交流ガイドライン(近⽇公表)
– ACCSJガイドライン201:ACCSJ個⼈情報保護に関するガイドライン
– ACCSJガイドライン202:ACCSJスタッフ採⽤に関するガイドライン
– ACCSJガイドライン301:ACCSJ⾮弁⾏為に関するガイドライン