ACCSJ国際シンポジウム

ACCSJ国際シンポジウム「子どもアドボカシー」
子どもの権利を保障するために,子どもの気持ちや意見を聞き,尊重することが求められます。一方で,面会交流支援の現場では,子どもの気持ちをどのように取り扱うのか,難しい場面に直面することが多くあります。ACCSJでは,子どもの気持ちを尊重する姿勢を学ぶ機会として,「子どもアドボカシー」をテーマに,英国よりゲストを迎えて国際シンポジウムを開催しました。日本での状況について学ぶとともに,英国における取り組みに,多くの関心が寄せられました。
【日時】2025年2月11日(火・祝)18時〜(3時間程度)
【開催方法】オンライン(Zoom),日本語通訳付き
【プログラム】
第1部:「子どもアドボカシーと日本の現状について」伊藤嘉余子(大阪公立大)
第2部:ジャン・ユーイング (University of Cambridge)
「親の別離における子どもの意義ある意思決定参加:その重要性と実現に向けた課題」
ポーラ・ヒギンズ (Buzz Contact Centre)
「子ども交流センターにおけるライフ・ストーリー・ワーク」
【対象】面会交流支援に関心がある方,離婚を経験する子ども支援に関心のある方,子どもの権利に関心のある方
【参加方法】要事前申込み <申込期限:2月6日>,無料
主催:一般社団法人面会交流支援全国協会
共催:科研費〔23K22067〕(研究代表:高田恭子(広島大学))
◆Dr. ジャン・ユーイング(Jan Ewing)氏について
ユーイング氏は,ケンブリッジ大学ホマートン・カレッジの准教授,ケンブリッジ大学家族法センターの副所長であり,家事事件(子どもの監護に関する事案)における子どもの権利について研究しています。近著『子どもの声,家族紛争と子どもを含めた調停:聞かれる権利』(Children’s Voices, Family Disputes and Child-Inclusive Mediation: The Right to be Heard)は,LexisNexisの2023年家族法賞を受賞しています。
◆ポーラ・ヒギンズ(Paula Higgins)氏について
ヒギンズ氏は,英国シェフィールドのコミュニティ型子ども交流センター,バズ子ども交流センター(Buzz Contact Centre)のマネージャーを勤めています。この度の講演では,バズ子ども交流センターで取り組まれている「ライフ・ストーリー・ワーク(Life Story Work)」についてお話しいただく予定です。